⚠️ 重要
本機能は応用機能のため、以下に該当する方向けです:
・Code InterpreterやAGENTを日常的に使っている
・生成AIでの基本的な作業に慣れている
まだ基本機能を試している段階の方は、まずは上記に慣れてからのご利用をお勧めします。スキルとは
スキルとは、AIエージェントに特定の1タスクを実行するための専門的な作業能力
(指示書・プラグイン(ツール)・プログラムコード・ファイル)をパッケージ化して追加/利用できる機能です。
例えば、Excel作業やプレゼン資料作成など、特定の業務に必要な知識とツールをセットでスキルとして登録でき、
選択したエージェント(無料エージェント除く)に誰でも自由にとりつけることができます。
タスクに応じて必要なスキルをエージェントが判断して利用することで、クレジットの削減や作業品質の向上のメリットがあります。
スキルの仕組み
1. 必要な時だけ読み込む
エージェントは、作業に必要と判断した時だけ、該当スキルを読み込みます。使わない知識は読み込まず、コンテキストを節約。
2. 専門知識のカプセル化
- ツール群(Python関数、API、スクリプト)
- スキルの中にスクリプトファイルを置くことができるため、システムプロンプトにpythonコードを書かなくて良くなります。また、エージェントに確定した挙動を実行させることができるようになります。
- ドキュメント(SKILL.md、使用例、テンプレート)
-
ベストプラクティス(実証済みの手順、失敗パターンの回避策
これらをワンセットで管理し、エージェントに提供。
3. 自動判断・自動活用
エージェントは、ユーザーのリクエストから必要なスキルを判定し、自動で読み込み・実行します。
ユーザーは「スキルを使え」と指示する必要はありません。
(が、「このスキルを使え」と指示した方が正確に起動してくれるので、システムプロンプトには指示を与えておいた方が無難です。)
たとえ話:「レトルト食品のようなもの」
スキルなしの状態は、中華料理の厨房に入って「餃子・麻婆豆腐・杏仁豆腐を全部ゼロから作ってください」と言われるようなもの。食材もコンロも調理器具もあるけれど、本格的な味を毎回安定して再現するのは至難の業です。
スキルありの状態は、レトルト食品を使うようなもの。裏面に簡単な作り方が書いてあり、適切な手順で調理するだけで、誰でも本格的な中華料理の味を再現できます。
ポイント: ゼロベースでは一流の料理人しか良いものを提供できない作業でも、パッケージ化することで、料理が得意でない人でも同じクオリティを出せるようになる。
AIに置き換えると——
- スキルなし: 高性能・高コストなモデルを使わないと安定した結果が出ない
- スキルあり: 安価なモデルでも、Skillsのベストプラクティスに従って高品質な結果を出せる
さらに、同じスキルを複数のエージェントで使い回せる点も大きなメリットです。家の IH コンロでも中華料理店の厨房でも同じレトルトが使えるように、どのエージェントでも同じスキルを適用できます。
プラン別の利用可否
スキル機能の利用可否は、ご契約のプランによって異なります。
詳細については担当カスタマーサクセスまでお問い合わせください。
スキルの有用性
スキルを使うと、AIエージェントに専門的な作業をさせられるようになります。
業務に応じて必要な機能を追加でき、エージェントが自動で使い分けます。
これにより、作業品質が向上し、利用コストも最適化されます。
従来のAI実装では、エージェントに専門的/複雑な作業をさせるために、システムプロンプトに大量の指示・手順・サンプルコードを記述する必要がありました。これは以下の問題を引き起こします:
- コンテキストウィンドウの圧迫: 毎回すべての指示を読み込むため、トークンを無駄に消費
- 正確性の低下:コンテキストが長くなると性能が段階的に低下します。
- 例:Anthropic(Claudeの提供元)の調査結果
- メンテナンス性の低下: プロンプトが肥大化し、更新・管理が困難に
- 再利用性の欠如: 同じ知識を複数のエージェントで使い回せない
スキルは、この問題を「オンデマンド(必要な時だけ)読み込み」で解決します。
具体的なメリット
| メリット | 説明 |
|---|---|
| トークン効率 | 不要な知識を読み込まないため、コンテキストウィンドウを有効活用。長文プロンプト不要 |
| 作業品質 | 実証済みのツール・手順をパッケージ化しているため、安定した出力品質を実現 |
| コスト最適化 | 必要最小限のコンテキストで動作するため、クレジット消費を削減 |
| 再利用性 | 一度作成したスキルは、複数のエージェント・プロジェクトで共有可能 |
| 標準化 | 組織全体で同じスキルを使うことで、作業品質・セキュリティ基準を統一 |
| メンテナンス性 | スキル単位で更新・バージョン管理が可能。システムプロンプトの肥大化を防ぐ |
他の言葉との違いの整理
「プラグイン」という言葉の意味が変わりました
スキルのリリースに伴い、用語の定義が変更されました。
【旧】
プラグイン = Web検索、Codeinterpreterなど
【新】
ツール = 旧「プラグイン」Web検索、Codeinterpreterなど
スキル = 新機能
プラグイン(新) = 「ツール」と「スキル」の総称
「エージェント」「ツール(旧プラグイン)」「スキル」の違い
| 項目 | エージェント | ツール | スキル |
|---|---|---|---|
| 役割 | AIの「人格」。会話の相手そのもの | エージェントに追加する「単機能の道具」 | エージェントに追加する「専門知識+道具のセット」 |
| 例え | 「営業アシスタント」という人 | 「電卓」「カレンダー」などの道具 | 「Excel作業マニュアル+専用ツール一式」 |
| 具体例 | 議事録作成エージェント、FAQ応答エージェント | Gmail連携、Googleカレンダー連携、Web検索 | Excel作成スキル、プレゼン資料作成スキル、RAG検索スキル |
| 設定場所 | エージェント設定 > エージェントを作成 | プラグイン > ツール設定 | プラグイン > スキル管理、またはチャット画面 |
| 動作 | ユーザーと会話する | エージェントが必要に応じて呼び出す | エージェントが必要に応じて読み込み・実行する |
「スキル」と「ツール(旧プラグイン)」の違い(詳細)
「スキル」と「ワークフロー」の違い
| 比較ポイント | ワークフロー | スキル |
|---|---|---|
| 処理の流れ | 事前に定義したノード(ステップ)を順番に実行 | エージェントが状況に応じて柔軟に判断・実行 |
| 柔軟性 | 固定的(分岐はあるが基本は決まった流れ) | 高い(エージェントが判断して手順を変える) |
| 向いている用途 | 毎回同じ手順で処理したい定型業務 | 状況に応じて対応を変えたい業務 |
| 設定の難易度 | やや高い:管理画面で手動で一からノードを配置・接続してフローを組む | 低い:スキル管理画面でAIが作成し、エージェントのプロンプトにスキルを使う旨を組み込み、プラグイン一覧から作成したスキルを選択するだけ。 |
スキルの使い方
CHATの場合
1. 入力画面下部のパズルアイコンをクリックし、下の「プラグインを追加」をクリック
2. 活用したいツールと併せてスキルを追加
AGENTの場合
- スキルを使いたいエージェントのエージェント作成画面を開く
- 「構成」タブを選択
- 「プラグイン」セクションに、現在設定されているスキルが表示されるので、追加したいスキルを選択してください。
公式スキル一覧
スキルにもエージェント同様に、JAPAN AIの開発チームが作成した公式スキルが存在します。
代表的な公式スキル3選
以下に代表的な公式スキルを3つ記載しております。
JAPAN AIにはすでに30個以上の公式スキルがリリースされています(2026年2月時点)。
| スキル名 | スキル説明 | 利用するツール |
|---|---|---|
| PowerPoint作成・編集 | PowerPointスライドの作成・編集を支援するスキルです。ユーザーが「スライドを作成して」「プレゼン資料を作って」「PowerPointを編集して」と要求した時に使用します。テンプレートファイルの分析、既存スライドの編集、新規スライドの作成、レイアウト制約の検証も自動で行います。 | PowerPoint、ファイルリーダー |
| 企業調査・ビジネスモデル分析 | 上場・非上場企業のビジネスモデルを高速に調査・分析し、分かりやすいレポートを生成するスキルです。Web検索とスクレイピングを自動化し、企業概要・成長要因・競争優位性・KPIまで網羅的なMarkdownレポートを生成する。経営企画部門の競合リサーチ、投資家向けピッチ資料の裏付けデータ取得、営業準備やアカウントプラン作成時の顧客理解深化に最適。 | Web Browsing、Tavily Search |
| 画像生成 | SNS投稿用の画像、商品写真、バナー広告、インフォグラフィック——画像生成AIでできることは多いですが、モデルごとに得意分野が異なります。このスキルは、あなたの目的に合った最適なモデルを提案し、プロンプトの書き方までガイドします。「日本語テキストを入れたい」「人物写真をリアルに」「大量に素早く作りたい」など、ニーズに応じて4つのモデルから最適解を導きます。 | 画像処理 (Nano Banana Pro)、画像生成 (GPT)、画像生成 (Seedream 4.5)、画像生成 (Flux) |
スキル探しにおすすめのプラグインのご紹介
自分の業務を便利にするスキルがあったらいいが、どんなスキルが使えるのかわからないという方へ、「プラグイン自動発見」というプラグインがあります。
このプラグインは、組織にあるツールやスキルの中から、AIに与えた指示を遂行できるものを探して有効化し、そのまま実行まで行うことができます。
複数のツールやスキルが業務に該当する場合は、スコア付きで候補を返します。
自分の組織で作成したスキルも検索対象に含まれるので、社内で共有されているスキルも会話の中から簡単に呼び出せます。
このプラグインは「JAPAN AI CHAT」でご利用いただけます。試してみてください!
スキルの2つの作成方法
方法①:スキル管理画面から作成
1. 設定画面のサイドバー「スキル」をクリック
2. 画面右上の「スキルの追加」ボタンをクリック
3. 左側のチャット欄で、作成したいスキルの内容をAIに伝える
- 例:「Excelで売上レポートを作成するスキルを作って」
4. AIがスキルの構成(SKILL.md、スクリプトなど)を自動生成
5. 右側のファイルブラウザで内容を確認・編集
6. 「保存」ボタンをクリックして完成
方法②:JAPAN AI CHATから作成
1. JAPAN AI CHATで、Code Interpreterツールをオンにし、AIと会話しながら、作りたいスキルの内容を依頼する
(例:「Excelで売上レポートを作成するスキルを作って」)
2. エージェントがスキルパッケージ(SKILL.mdを含むZIPファイル)を生成し、チャット上にZIPファイルが表示される
3. ZIPファイルの右側に表示される「スキルに追加」ボタンをクリックする
4. スキル登録ダイアログが開くので、以下の項目を確認・編集する
- スキルID(半角英数字とアンダースコアのみ)
- 表示名
- 説明
- アイコン
- 一緒に使うプラグイン(ツール)の選択
5. 「作成」ボタンをクリックして保存する
6. 「スキルの登録が完了しました。このルームでスキルを有効化しますか?」というダイアログが表示される
7. すぐに試したい場合は「有効化する」をクリック(現在のチャットルームでスキルが使えるようになる)。
※あとで設定する場合は「あとで」をクリック
スキル作成時の重要ポイント
スキル作成の鉄則は、「1スキル=1タスク」 です。
エージェントを作るような感覚で「あれもこれも」詰め込んでしまうと、Skillsが重くなり、せっかくの効果が薄れてしまいます。
推奨アプローチ:
1. やりたいことを細かいタスクに分解する
2. 「この部分はSkillsにする」「この部分は柔軟性が必要だからあえてSkillsにしない」と取捨選択する
3. 各タスクを個別のスキルとしてパッケージ化する
スキル管理画面でできること
設定画面のサイドバー「スキル」から、スキルの管理を行えます。
タブの種類
- 公式:JAPAN AIが提供する公式スキルの一覧。すべてのユーザーが利用可能
- 組織:組織内で作成されたスキルの一覧
- 自分が作成:自分が作成したスキルの一覧
できる操作
| 操作 | 説明 | 権限 |
|---|---|---|
| 一覧表示 | 登録済みスキルの確認、検索 | 全ユーザー |
| 新規作成 | スキルビルダーまたは手動でスキルを作成 | 全ユーザー |
| 編集 | スキルの名前・説明・プラグイン・ファイルの変更 | 作成者本人、または編集者以上 |
| 削除 | スキルの削除 | 作成者本人、または編集者以上 |
| チャットで試す | 指定したスキルの挙動をチャット画面で確認 | 全ユーザー |